4.利用者とともに

利用者とともに

津原ひでさん（2000年から7年デイサービス　リビングらっこ利用）

2000年の8月1日に開業したデイサービスに4日から利用が始まった利用者第1号の津原さん。らっこのすぐそばの団地に息子さんとふたり暮らしでした。
スタッフ3人に囲まれお一人で利用開始しました。
品川区で左官屋さんの親方をしていたご家族大勢に囲まれ次女だったひでさんは小さい子の面倒をみるのが得意でした。映画館が近くにあり舞台あいさつの日は裏からもぐりこませてもらったなど色々なお話を伺いました。
～ご家族から～
10周年おめでとうございます。大変、お世話になりました。「らっこ」での出会いは、少人数のデイサービスを探している時、実家への通り道でまだ開設準備中の浜さんにお会いしました。説明して頂き、すぐ兄にも了解してもらい、通い始めました。ついこの間のことのようです。体操・絵手紙・散歩などを楽しむ上質な時間が母の日常生活の一部となり、かけがえのないものになりました。写真をみるといつも生き生きとしております。現在はグループホームに入居しておりますが、機会がありましたら、ふるさとのような「らっこ」に伺いたいと思います。ありがとうございました。
小津みち子

天明サタさん（2000年からデイサービス　リビングらっこ・ヘルパーステーションらっこ利用）

三味線を趣味とし、愛犬と楽しい時間を過ごしておいででしたが、「らっこ」への通所を機会に、絵手紙との運命的な出会いを。今では97歳で「絵手紙絵巻物」を制作するなど、なお一層、精力的に日々を過ごしています。らっこで「物知り」としても知られる天明さん。「困ったことは、天明さんに聞け！」との格言もあるほどです。
～ご家族から～
“デイサービスらっこ”に行く事に決めたと云って10年になります。職員の皆さんが良くしてくださるので、又「良く気がつくよ」と喜んでいます。年を重ねるたびに大変になる事ですが、本人が月、水、金、らっこにと、楽しみに出かける後ろ姿をみて、感謝、感謝です。
天明旦子

天明さん作

篠原富美さん（2002年からデイサービス　リビングらっこ・ケアステーションらっこ利用）

近所にお住まいのことから、ご自身で「シルバーカー」を押しての通所が現在も続いています。何事に対しても熱心で前向きな方で、社会の様々な情勢通で情報提供をいつもいただいています。らっこでは「篠さん！」の愛称で皆から呼ばれています。書道の達人で、その文字は読む人を「うならせる」程の、堂々としたものです。「ここでずっと楽しみたい」と、事あるたびに話して下さっています。
～ご本人から～
寒い冬、暑い夏、このいすに座り何年も楽しく月日を過ごさせて戴きました。これもスタッフの皆様、利用者の方々の親切と感謝しております。今後どれ位通へるかわかりません。よろしくお願い申します。家族からもよろしくとの事です。

10人乗りのリフト付きハイエースが助成された。事務所建物もお借り出来ることになり内装の大工さんとともに・06年　春

酒井君子さん（2000年から4年デイサービス　リビングらっこ利用）

2000年11月に体験として週1回、3時間だけ通所した事がきっかけで、その後、月～金迄の通所をしていました。手先が器用で、こだわりがあり、自身が納得するまで作品に取り組む－。また時として「ニャーオー」と、とても上手に猫の鳴きまねをして、皆を笑わせてくれたりと、らっこでの「ムードメーカー」でした。ご家族の都合でお引越ししてしまいましたが、私達職員の心の中には、今でもあの人間味のある笑顔が浮かんできます。

芳賀ひささん（2003年からデイサービス　リビングらっこ・ケアステーションらっこ利用）

割烹のおかみさん時代の物腰がそのまま、認識力や記憶力がつらくなられても完璧です。脳梗塞の重いマヒのあった娘さんがらっこに通っていただいていたことがご縁で通所が始まりました。通所開始時は着物をピシッと着こなしていました。この写真のころから亡き娘さんが通所なさっていたときの洋服を着て通所。ご挨拶や受け答えも丁寧で職員が学ぶことしきりです。
～ご家族から～
母が「らっこ」さんに通所するようになって6年がたちます。家族同様に接してくれる「らっこ」さんが大好きと母は喜んでいます。今年の初めに軽い脳梗塞を患い、認知症が進んでしまった母ですが、「らっこ」さんの事は覚えています。
芳賀　東子

利用者作品・絵手紙趣味講座・さる

夏祭りに作成手ぬぐい07年

お出かけは皆さんの楽しみ　品川区民公園

利用者とともには、今回、デイサービス利用の方を中心に一部の利用者さんに限らせていただきました。
田中　礼子・浜　洋子